「地域福祉活動計画」は、社会福祉法第109条の規定に基づき、社会福祉協議会が呼びかけて、住民、地域において社会福祉に関する活動を行うもの、社会福祉を目的とする事業(福祉サービス)を経営するものが相互協力して策定する、地域福祉の推進を目的とした民間の活動・行動計画です。
大田区地域福祉活動計画(リボン計画)は、地域住民をはじめ、自治会・町会、民生委員児童委員、ボランティア・NPO当地域福祉活動に携わる地域活動団体、社会福祉に関わる事業者、行政機関や専門機関等多様な人々が、地域福祉を主体的に推進するための計画です。
大田区社会福祉協議会は地域福祉を推進する中核的な団体として、大田区地域福祉活動計画を策定し、地域の皆様とともに着実な実行を目指します。
※平成8年度に策定した第1次大田区地域福祉活動計画以来、「福祉の心をリボンに託して結びあう」という思いを込めて、「リボン計画」と称しています。
地域を取り巻く状況は、複合化・複雑化した生活課題を抱える世帯や生きづらさを抱えた人など、制度の狭間にあり、対応が困難なケースが増加しています。
また、コロナ禍において顕在化した生活困難層への支援などへのさらなる対応が求められています。
こうした状況の中、課題を深刻化させることなく、誰もが安心して生活できる地域をつくるために、住民や多様な団体などが一体となり、分野や世代を超えて、「みんな」が「つながりあう」ことで、解決に向けて取り組むための計画としていきます。
大田区社会福祉協議会では、計画期間を同じくした「大田区社会福祉協議会経営計画」を策定しました。
この計画は、大田区地域福祉活動計画を下支えする計画として、大田区社会福祉協議会の経営理念、経営方針に基づき、「地域福祉を推進する中核的な団体」としての使命を果たすための組織体制、事業展開、財務等に関する具体的な取組を明示した5年間の行動計画です。
この計画の評価にあたっては、計画期間中、毎年度実施する「住民懇談会」
の中で、参加者より意見をいただくほか、大田区社協が実施する各種事業でのアンケートの結果を活用します。
また、住民懇談会での意見をふまえた計画の進行管理、地域課題の解決に向けた取組や計画の見直しの検討は、「大田区地域福祉活動計画推進委員会」にて行います。