矢口地区民生委員児童委員協議会
矢口地区民生委員児童委員協議会では、地域にある4つの児童館(矢口・千鳥・下丸子・下丸子4丁目)が行う季節の行事や工作教室などに、毎月スタッフとして協力しています。
今回は、下丸子児童館で行われている「おりがみ教室」を取材させていただきました。
折り紙や色紙で季節の風物詩のパーツを作り、台紙の上半分に貼ります。下半分に手書きで数字を書き足し、毎月、翌月のカレンダーを作っています。民生委員児童委員さんはお揃いの赤いエプロンとミンジ―のバッチで補助スタッフとして参加していました。
7月のカレンダーは、アサガオです。
この日も放課後の小学生が来る前に、前もって準備した材料を並べます。アサガオ用の何色もの折り紙と、葉の形に切った緑の濃淡の折り紙などを用意します。
子どもたちが楽しんで作れるように、何色ものパーツを用意して並べます
時間になると子どもたちが工作室に飛び込んできました。
一気に賑やかになり、われ先にと気に入った材料を選んで、さっそく作り始めます。
まずは、折り紙でアサガオを作ります。折り方を教えるのは民生委員児童委員さんです。
アサガオ、何色にしようかな?
真剣に、「これでいい?」「これは?」と、一つひとつ聞きながら折る子どもたち。民生委員児童委員さんは、みんなと離れて一人でじっくり作るお子さんにも、さりげなく声をかけます。
色合いや貼る位置などの相談にのっていると、作りながら、今日学校であったことなどを話してくれる子もいます。
「家に飾ってもらう」と笑顔を見せる子。家庭に一か月毎に自分の手作りカレンダーが飾られるのは、子どもにとってとてもうれしいものなのだと思いました。
材料の取り合いがエスカレートすると仲裁に入ったり、うまく折れなくて諦めそうになる子を励ましながら、一人ひとりの完成に向けて後押しします。次々に新しい子たちが加わり、更に賑やかになっていく中でも、さりげなく一人ひとりの様子を見ながら、寄り添っている姿が印象的でした。
児童館は、子どもの大切な居場所の一つであり安心して過ごせる場ですが、子どもたちの年齢などによって遊び方が違うため、職員は日々対応に追われています。
館長さんからの「民生委員児童委員さんの活動に、いつもとても助けられています」という言葉に、スタッフの補助役として、また、職員とは違う地域の人とのふれあいの機会として、子どもたちの豊かな人間関係をはぐくむことに繋がっていること、時には保護者の方とも交流し子育てをサポートする活動は、家族の毎日を支えていると思いました。
完成した7月のカレンダー
(2019.6.20 矢口地区担当 小澤浩子)